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「嬉しかった…けど本当の自分はあなたが理想の生徒会長ではない」

「グスッ………」

「なんか騙してたみたいで悪かったなって思った」

「そんなこと…」

「…」

「…そんなことない!!」


僕は自分より背が高いゆりを見上げながら言った


「ゆりは僕の理想やで」

「…グスッ……」

「僕、ゆりが卒業したら生徒会長になりたい」

「え………」

「ゆりみたいな強い、かっこいい、生徒会長になりたい」

「ゆうり………グスッ」

「やから僕を生徒会長に推薦してください!!」

「…当たり前だろ…グスッ…」

「え!?」

「安田悠涼を生徒会長に推薦する」

「笑……ありがとう…」