僕は勢いよく生徒会室にはいった


「ゆり!!!!」

ゆりは床にしゃがんで涙を流していた


「グスッ…………なに………ズッ」

無理して笑うゆりを抱き締めた


「やめて、……グスッ……やめてよ!!!!」


ゆりは僕の胸を強く押した

「あたしが悪いの!!もう来ないで…嫌いになったでしょ」

「は…?」

「元不良だよ、前の学校であたしは生徒いじめてるの」

「…」

「だからあんたがいじめられてたって聞いたとき何も言えなかったの!!」

「…」

「あたしを優しそうって思ったんでしょ?担任から聞いた」


「え…」



ーーーーーーーー…


担任「あらおつかれ」


「どうも」

担任「副生徒会長はどう?」


「頑張ってますよ」


担任「そう…安田くんね、転入してきた時に生徒会長に会いたい!!って言ってきたの」

「…」

「ちょうど朝会があってあなたを見たの」

「…」

「その後印象を聞いてみたらね、優しそうだけど怖かったって言ってた笑」

「ふっ」

「でも、かっこいいって」