「元不良だって知った時ビックリしたわ…けど可愛いからみんな相手する?みたいな」

「…」

「俺もその1人顔目当て笑」

「ふざけんな!!!!」


バンッ



「何が顔目当てや」


「笑、はっ?お前だってそうだろ」

「決めつけんなや」

「ふっ笑」

「ゆりをバカにすんなや…俺のことはいくらだって馬鹿にしてええ!!けどゆりをバカするんわ許さん!!」

「笑わせてくれるな」

「…」


「あの女もろくなやつにしか相手にされない笑 お気の毒」

「ゆりは俺みたいのんでも優しくしてくれるときはしてくれる!!怒るときは怒ってくれる」

「…」


「こんなんでも相手にしてくれんねん!!」


「ふーん勝手にすれば?あの女がいなくなったらどーすんだろねー笑」


「…」


「行くぞ」



男はツレと去っていった


泣きたい…


けど泣いたらアカン


男や




僕が立ち上がると教室がざわついた


「ゆりじゃん」


「え、まさか聞こえてた?」

「うわあ…」



教室の入り口にゆりがいた

「ゆり…」

「…」

ゆりは黒板を見た

「これは…」

僕の言葉を遮るように

ゆりは黒板を消し教壇にたってこういった