翌日


僕はいつものように教室に行った


僕の目に飛び込んできたのは

黒板に大きく

「安田悠涼は生徒会長を誘惑いじめ経験多々あり笑」


「え…」


誘惑?

なにが?


生徒「おはよう」


「え、……」

僕が振り向くと男が1人立っていた


教室はざわつき

僕をちらちら見る

「昨日の放課後、なにぶりっこしてんの?」

「は?なにがやねん」

「ゆりに向けて“ありがとう^^”だって、きも」

「…意味わからん」

「あ?ゆりに副生徒会長選ばれたからって調子こえてんじゃねぇよ」



ドンッ








キャーーーーーー

教壇に押し付けられたと同時に悲鳴があがった


「前なんかゆりに助けてもらってやんの、あほらし」

「ッ……」

「あれれ?今日はなーかないのー?笑」

「…泣かへんわ」


僕は睨み付けた

首元は制服のネクタイが緩んで半開き状態

髪の毛はボサボサ

「あ、」

「なんやねん」

「ゆりのこと知りたい?」
「…」

「ゆりはー元不良笑、転校してきたんだよ、あんな可愛い顔して不良だぜ?」

「は?なにゆーてんねん」

「騙してくれるよな」


「…」