あたしは
ベッドへと
寝っ転がった。
どうせ
今戻ったって
邪魔になるだけだし…

体育館を
見ると拓哉たちが
バスケをやっていた。
「拓哉って
結構カッコイイんだな」
あたしは
拓哉を見て
初めてそう感じた。
でも恋愛には
なれないと思う。
友達としてなら
好きだけど♪

ーガラガラー
保健室の
ドアが開いた。
そういえば
先生の許可なしで
寝ちゃいけないんだ!
先生だったら
ヤバいと思い
急いでベッドから
おりた。
「うわっ!!」
あたしは
足を怪我してた事を
忘れてて
急いでおりたから
激痛が走った。
「光山??」
先生の声じゃない。
ホッとした気持で
顔をあげたら
あまり見た事がない人が立っていた。
でも
あたしと
同い年だったと思う。
「あの…」
「あっ!!!ごめん。俺三組の翔太。よろしくね」
やっぱり
同じ年だったんだ。
「あたしは一組の憐華!!!よろしくね」
「知ってるょ。拓哉たちといつも一緒にいるよね。いつも見てたんだ。」
「えっ…」
自分で顔が
赤くなっていくのが分かった。
「ごめん。急に変な事いって…でも俺拓哉にだけは絶対負けない!!!」
何がなんだか
わからないまま
あたしは
ボーっとしていた。

「って事でまたあとでね」
そういって
出ていってしまった。
いったい
何をしに来たんだろう…
でも
翔太って人
腕怪我してた
気がする。
「バンソウコウ持ってってあげよう」
チャイムがなり
あたしは
三組へと向かった…