「そう言えばさ、
香奈は黒崎のこと覚えてたの?」
スパゲティを頬張りながら拓ちゃ
んが聞いてきんだけど、
ぜんぜんそんな名前の人頭に浮か
んでこない。
「ん?黒崎って誰?」
「さっきの入学式の時に香奈にわ
らいかけてたやつだよ」
「あ〜!あの人黒崎君て言うの?
でも、私あの人のこと覚えてない
なぁ?
どこで会ったんだっけ?
でもなんで拓ちゃん黒崎君が私に
笑いかけたの知ってるの?
式の間、可愛い女の子がいないか
なんてキョロキョロしてたんでし
ょ〜」
「そんなんじゃないよ。
まっ覚えてないなら、いいよ。
そのうちまた会うだろうし。」
.
