Side■和沙



桜羽がいなくなって、三日………



「っち!どこに居るんだよ!!あいつ!」



桜羽からの連絡がない携帯を閉じた



思いあたるところは全部行ったし…



……あとは、七井 陽菜だけ…



携帯を片手に電話をかけた



ちなみに、今は深夜3時



さすがに、電話でるだろ……



プルル…



ピ、と機械音がした



『…何のようですかぁ…今仮眠中なんですけど……』



電話越しの話しをスルーする



「桜羽どこ?」



『…え?和沙さん知らないんですか??』



………やっぱり…



何か知ってる…



「知らねぇよ」



『…』



「居場所は?」



雪が降りそうな空を見上げた



■■■■■■■■■



「…っ…痛…」



床に転がる私は、お父さんの暴力を我慢するしかない



「…っあう!」



腹部の痛みに私はお腹を押さえる