だから毎日フグの縫いぐるみを抱き締めて寝る



指輪だって、常につけてる



和沙の温もりを感じない



………



そんなことがあった数日後………



「ゃっ!やだぁっ!」



和沙との行為中に和沙の動きが止まった



「はぅ…はぁはぁ……」



「…指輪は?」



「ぇっ?」



「指輪どこにやったんだよ!!」



和沙の怒鳴り声が響いた



私の左手の小指に指輪がなかった



私はすぐに捜した



……どこ?



自分でも、どこにいったのかわからない



「…」



高校では、してた…



高校で落とした??



「ないのか?」



和沙の怒り声が私を震えさせる



「…な…ぃ……」



パシン!



渇いた音が部屋に響いた



「…え?」



ヒリヒリする頬を押さえた



……和沙にはたかれた?