「ぅにゃ…」



ベッドの隣りがスースーして目を覚ました



「……和沙……」



隣りに居ない和沙



「どこ…?……また…」



どっか行っちゃった?



「ふぇ…」



寂しい



パタン



「かずさぁ…」



スエットを着た和沙が居た



パァッと私は笑顔になる



「おはよう、和沙」



和沙のスエットの端を握った



「和沙…?」



…なんで、喋んないの?



「桜羽…お前、あの状況で寝るか?普通……」



呆れたよう話す和沙



……昨日???



………ひぁぁぁぁぁ!!



「…あ、思い出した?顔赤い」



意地悪く笑う和沙



「違っ…ん!……か…はぅ…ずさ…ぁ…」



「…次は最後まで寝させねぇから」



和沙はニコリと優しく笑った



「えっ!」