―…颯介が好き― 頭の中であの日の朝実の声が響く。 …ダメだって…分かってる…。 …好きになっちゃいけないって…。 気付けばあたしの目はあの人を追っていて。 見つめちゃいけないって分かっていても隣りの席を見てしまう。 …そう…知らぬ間にあたし親友の好きな人を好きになっていたのだ。 …もっと早くこのキモチに気付けばよかった。 そうすればこんなに悩むコトなんてなかったのに…。