キミウタ


「ねぇ、お母さんに会いたい」


精一杯の気持ちで言った1言。


「ダメ」


「なんで??」


「なんでも」


「じゃあメールしていい??」


「そのケータイは僕達との通信器具。友達ともお母さんともメールするおもちゃじゃない」


コイツは新聞から目を上げるコトなくそう答えた。


「…わかった」


あたしはコイツに初めてではない殺気を覚えた。