先生の青




「付き合ったその日に
キスをして舌が入ってきて


キスだってまだ早い気がして
すごく不安になったのに
私は何も言えなかった


彼は年上だから
彼は私が好きだから

そう自分に言い聞かせた
嫌だと思う私が変なんだって


キスを許したら


身体を触られるようになった


さすがに拒絶したら


義兄は哀しそうな顔で

『彼女なんだから
これくらい許してよ』

そう言って


嫌われたくない
哀しませたくない
義兄を失いたくない

その一心で我慢した


一つ許せば また一つ求められる


身体を許すことが
当たり前になっていく


嫌がれば


『お前、彼女だろう』
『オレが好きなんだろう』


言われれば言われるほど


私が悪い気がしてきて


変わっていく彼


何を間違えたのかな


好きだから我慢して
許してきたのに


だんだん苦しく
辛くなるばかりで


始めに許してしまった
私がいけないのか


義兄を好きになった
私が悪いのか


こんなことになったのは
全て自分の弱さのせいで
責任は全て私にあって


優しかった義兄を
変えてしまったのも
私のせいなんじゃないかって」