「好きな人が出来たんです
その人は母の再婚相手の息子
義兄です
3つ年上の大学生で
私をいろんな所に
連れて行ってくれた
電話もメールもマメで
私から連絡すると
すごく喜んでくれた
彼は私が好きなんだ
私が必要なんだ
そう思うと嬉しくて
私、ずっと母一人子一人で
生活のため母は忙しくて
母は働くことが私への愛情
一人で留守番を
困った事があっても我慢を
それは当然だと思ってたし
甘えることは悪いことだって
思ってた
義父と付き合い始めて
母は仕事を減らして
だけど余った時間は義父の物
それを寂しいとか憎らしく
感じたことはなかったけど
初めて甘やかして
くれたのが義兄で
『会いたい』って言って
喜んでくれる人
『寂しい』って言って
喜んでくれる人
私を求めてくれる人
それは、すごく幸せで
私は義兄に恋をした
『好きです』って伝えたら
『すごく嬉しい』って
喜んで…………だけど
だけど、少しずつ少しずつ
幸せが形を変えていった」



