先生の青





学校を出れば
英雄さんが待ち構えてる



家に帰れば
部屋に押し込まれる



「勝手な行動はするなよ」


捨て台詞のように言って
英雄さんは部屋を出ていく



勝手な行動か……
出来るはずもない


私のせいで
先生は学校を辞めたのに






誰も私のことなんか
ちっとも想っていないのに
どうして私から
何もかも奪っていくのだろう





屍のような身体で
家と学校を往復する毎日に
何の意味を持つっていうの?





先生


先生に会いたい


イチって呼ぶ声を聞きたい


ギュッて抱きしめてほしい


先生は私の世界なのに


たった1つの優しい世界なのに


優しいぬくもりを求めたのが
いけなかったのかな……



ただ好きな人の
そばにいたかっただけなのに




夜がゆっくり訪れる部屋で
会いたいと願うたび
涙がこぼれていく




会いたい
会いたい
会いたい



だけど、絶対に
もう会えない




会わせる顔がない