先生の青




そんな………


「そんなのおかしいよ……
なんで私には何の処分も」



呆然と呟いた私を
教頭は苦い表情で見て



「三島先生は
自分が一ノ瀬をたぶらかした
お父さんの話が
全部正しいと言ってたよ」



「え?」


なんで先生………


「いくらお父さんが怒ったって
こっちだってバカじゃない


合意の上で付き合っていたなら
キミだって無事じゃない
処分は下る


三島先生が全部かぶって
キミが無傷で
卒業できるようにしたんだ


いいかい?
無駄にしないように
学校生活を頑張りなさい」




………そんな、
そんなのってないよ



生活指導室を出て
廊下を歩く


足元はふわふわするのに
肩はすごく重い



教室へ戻る
階段を上がってる途中で
ひざから力が抜けて
座り込んだ



一時間目はもう始まってる
周りには誰もいない



三島先生の退職は
しばらく伏せておくから
他言しないようにって
教頭は言った




……三島先生が全部かぶって




今すぐ学校をやめて
先生のところへ行きたい



………だけど
私のせいで先生
学校を辞めたのに
どんな顔して
先生に会える……?



私といると
先生まで不幸にする……




まばたきをしたら
涙がポロポロ落ちた



………先生、ごめんなさい