先生の青




「もう、なんなんだろうな
ホントに…………」


腹立たしそうな
先生の声が頭上から響いた




「うん。でも、もういいんだ」


ピトッて
先生に身体をくっつけて



「お母さんはお母さんで
今まで通り勝手にすればいいし


今、決めたんだけど
私やっぱり進学するよ
K大かF女に」



「え?でも」



「いいんだ
家はすごく嫌だけど


地元出て先生と離れるのは
絶対に嫌だもん
そばにいたい


就職したらしたで
忙しくなるだろうし


先生と今まで通りに
付き合えるのって
やっぱり学生かなって」



高校卒業して就職して
一人暮らしするなら


始めのうちは やっぱり
夜とか休日に
バイトでもしなきゃ
お金大変だろうし




そんな働き詰めになったら
先生とは会えなくなるだろう




先生が『ずっと』って
言ってくれてから
頭の中は先生が中心になった



先生とずっと一緒にいられる事
それだけが
私の生きる道みたいな



……少し危険な気も確かにする



だけど、そうでも しなきゃ
私の心は失望に埋め尽くされる




「先生のそばにいたい……
家で嫌な事あったら
ソッコーでここに来るもん


今まで以上に入り浸るから
覚悟してね、先生」



「うん………」



先生は嬉しそうに
はにかんだ笑顔を浮かべた