先生の青






「………ねぇ、イチ
今日ホントは何があったの?」





身体が離れたあと
先生の腕まくらで
優しく そっと髪をすいてもらう
気持ち良さに目を閉じてたら




「何かあったんだろ?
絆の結婚に驚いて
ここに来たわけじゃないよな?」



「うん」



先生の裸の胸に
おでこをつけて
目を開く




……先生が
プロポーズまがいな
話をしたせいか



今日は いつも以上に溶けた



先生とは毎回
すごく満たされるけど
なんて いうか


身体の全てで
先生の指の先から
つま先まで全てが
「イチ、愛してるよ」って
言ってるみたいで



たまらなく私を溺れさせて
際限なく無防備にさせた




だから、こんな風に
「何があったの?」なんて
訊かれたら
素直に話してしまいそうになる




だけど、すごく言いにくい
こんなに気持ちがいい時に
醜い話なんてしたくない




何も言わない私に
先生は髪を撫でながら



「イチはさ、溜め込み過ぎだよ
もう少し、いろいろ話して
オレに甘えて欲しい」



「………森さんみたいに?」



少しだけ皮肉を込めて言った
こんな事を言う時点で
私はもう充分先生に甘えてる



「………ふっ」


先生が少し笑うと
肩が上下して
頭から振動を感じた



「そうだな。
イチもあれくらいになれば
オレも少しは安心かな」