先生の青





言ってしまってから先生は
カァ――――――――っと
耳まで赤くなって



「いやっ」と声を裏返し



「だ、だからって別に
今すぐオレと……その、あの


イチはまだ学生だし
オレだって男として
まだまだだし
将来だっていろいろなっ?


あ?なに言ってんだオレ
……えっと、だから………」



首まで赤くなって
慌てる先生が
おかしくて



「………プ」


思わず吹き出して笑った



「あはははは………」



「笑うなっ!イチ!」



「………だって、だって」



だって先生
そんな事を言ったら


胸が詰まって
涙、出てくる………



「……あーぁ、笑いすぎて
涙、出た………」



のどを詰まらせ
先生から顔を逸らして
指で涙を拭った




「先生」



どんなに辛い事があっても
どんなに裏切られても


幸せを信じられないくらい
いろんな事に傷ついて
臆病になっても



「先生

私も『ずっと』を願うよ
先生となら『ずっと』を願う

私もバカじゃないのってくらい
先生のことが好きだから」



不安に怯えても
先生となら
『ずっと』を願う



あり得ない『永遠』に
手を伸ばしてみてもいい



どこにも存在しないモノを
信じてみてもいい




絶望するには
まだまだ早すぎる



捨てたくないモノが
ここにあるから




先生はくしゃくしゃって
私の頭を撫でて



「ありがとう、イチ」



ありがとうは私の方だ
先生がいるから
私の人生も捨てたもんじゃない



「さ、ピザ食っちゃお」


「うん」



先生が私の全てだ



先生だけが私の希望


見えない明日の希望の光