先生の青





カラオケに着いて


二人並んで座り


新曲のリストを見る。


いつも思うけど
二人でカラオケって
つまらない



交代で歌ってたのも30分くらい



次は英雄さんの番って時に
肩を抱かれ引き寄せられる


キスをされて


……こんなところで嫌だ。
防犯カメラだって付いてるのに


口を固く結ぶと


「……市花、唇 開けよ」


低くうめくような英雄さんの声



拒んで嫌な思いするなら
少し我慢して
早くその場をおさめたい



唇を少し開くと
コーヒーの味がする
生温かい舌が入ってきた



何度も噛むような
キスを繰り返すと


英雄さんの手は胸を掴んだ


「――――――……っ!」


思わず顔を背けて


「やだっ!」


だけど英雄さんは首筋に
唇を押し当て


「これくらい、いいだろ?」


「……………っ」


だってカメラだって
付いてるのに


ドアに小さくても窓があるのに


誰に見られるか わからないのに



身体を離そうと
腕を突っ張るけど
背中に回された
英雄さんの腕の力には勝てない



「……やめて」


「黙れよ」


「――――…っ」


唇をまた塞がれ
言葉を奪われる


……胸を触れば満足するかな
……もうすぐ終わるかな



だけど英雄さんの手は
ゆっくり下へ降りて
太ももを滑り
スカートの中へ入っていった