彼の隣に座り
レモンティーを一口飲むと
「どこ行きたい?」
英雄さんは頬杖ついて
私を見つめた。
「どこって?」
「いつも家で会ってるんじゃ
飽きるだろう?
たまには、
どこか連れて行ってやるよ」
口元を上げて笑って
何かスゴい善い事を
したみたいな顔してる。
冷めてくキモチを感じながら
英雄さんから視線を逸らし
「……いいよ、帰ろう。
英雄さんだって大学とか
疲れてるでしょう?」
「疲れてんなら誘わねぇし
何だよ、せっかく
誘ってやってるのに」
誘ってなんて頼んでないし
「……いいや、面倒くせーし
カラオケでも行く?」
面倒くせーなら
行かなくていい………
「……さっさと飲んじゃえよ」
飲みたくもない
レモンティーを
言われるまま
一気に飲み干した。



