先生の青





海だ
先生は海にいる



フミさんとカナさんと過ごした
あの海にいる―――――――




電車の中で
私は自然と胸の前で
震える手を組み
祈っていた




間に合って………
間に合って………



私の身体中に取り巻く恐怖は
ナイフのように鋭く
全てを切り刻んで
いくようだった





揺れる電車の中で
私は溺れてるみたいだった



言葉にはならない不安で
私は溺れてるみたいだ




先生


先生


先生


何度でも何度でも
胸の中で呼んだ




先生





先生、苦しいよ…………