先生の青





学校を出てすぐ
先生のケータイにかけた



私が今さら何を……
なんて気持ちは
心配と不安で消えた



今すぐ先生の声を
一声でも聞かないと怖かった




もしも本当に
亡くなったのがフミさんなら


先生は今どんなに………





   フミが死んだら
   オレの生きる意味がない




先生は前に
フミさんとカナさんの話を
私にした時に言ったんだ




   オレの生きる意味がない





10回のコールの後
「留守番サービスセンターに………」
と機械的な声が聞こえた




メッセージを残すのは
少しためらったけど


「………市花です。
いつでもいいので
連絡ください。
…………待ってます」




フミさんじゃないかも知れない


たとえ亡くなったのがフミさんでも、先生のそばにはカナさんがいる。



私なんてもう
先生に必要ないのに


私は先生から逃げ出したのに




悶々とした気持ちで
バイトに出て
家に帰ってからもじっと
先生からの連絡を待った




ケータイが鳴ったのは
12時を過ぎていた