先生が何かを言おうとする度に
私は泣いて聞きたくないと叫ぶ
しばらくすると
言い訳を諦めたのか
先生はもう何も言わず
泣きじゃくる私を抱きしめ
ただ髪や背中を撫でて
時々、おでこや頬に
優しくキスをした
私は泣きすぎて
抵抗する力すら残ってなくて
おとなしくなった私を
確かめるように頬を
指先で撫でてから
先生はそっと唇を重ねた
何度も優しくキスをしながら
「愛してるよ、イチ
オレはイチを愛してる」
耳に響く
囁くような先生の声
甘く胸を震わせる私は
救いようのないバカだけど
愛してる。と何度も囁き
首筋に口づける
先生はやっぱり悪魔だ
私の一つ一つを確かめるように
先生は丁寧に愛撫をする
目が合うと優しく
「イチ」って名前を呼び
私の手をとって
さっき繋いだ小指を噛んだ
身体を重ね1つになると
信じられないくらい
私はとろとろに溶けたけど
しがみついた先生の背中に
やっぱり彼女の影が見えて
固く目を閉じた



