「……可愛いわね、女子高生
私も何年か前は
あんな可愛かったのに」
「何年か前って
お前ジャスト10年前だろ」
「相変わらずムカつくな、泉は
そんなんで よく教師勤まるね」
「本当にね」
「………あの子……
市花さん?と付き合ってるの?」
「……………」
「こんなところに
連れて来るなんて
ただの生徒じゃないよね?」
「……こんなところに
連れて来たくなかった子だな
……あの子にだけは
見せたくなかった」
「……何度も言うけど
フミの事はもういいのよ?
泉は泉の人生
ちゃんと歩まないと」
「……んな事を言うなよ、カナ
オレがいなくなって
カナはヘーキなの?」
「………私の辛さを
理解できるのは泉だけだから
甘え過ぎたの反省してる」
「なんだよ、それ」
「私にも家庭ができたし
もう大丈夫よ
だから、泉……」
「寂しい時だけオレを使って
もう必要ないからお払い箱か」
「……違う………」
「お前の旦那が
オレ以上に
お前の寂しさ理解できるか?」
「………泉……だけど」
「自惚れんな、カナ
毎週ここに来るのは
お前のためじゃない
フミのためだ」



