うつらうつら してたら
ガチャンって
玄関のドアが開く音がした
足音がこちらに近づいてきて
ベッドで薄目を開いた私を
先生はのぞき込み
「ただいま」って笑った
先生の笑顔を見ると
気が緩む
「……先生のウソつき」
私が呟くと
先生は目を丸くして
「え?なんで?」
「すぐ帰ってくるって言った」
「すぐ帰ってきたよ?
40分くらいだっただろ?」
ブンブン首を横に振り
いじけた声で言う
「遅かった。寂しかった」
甘える私を
一瞬 驚いた顔をして見て
だけど すぐに
嬉しさを滲ませて
表情を崩して笑い
「………そうか
ごめん、ごめん」
優しく髪を撫でてくれる
鼓膜に響く鼓動は早くて
込み上げる甘い欲情は
抑えようがない
優しい目をして
髪を撫でてくれる先生に
両腕を伸ばした
力強く抱きしめてもらうと
さらに身体の奥は疼く
わかって欲しくて
首筋に何度もキスをした
腕をほどいて
見つめ合い
唇を重ねると
胸が張り裂けそうなくらい
鼓動は激しく
指先からつま先まで
甘くしびれて幸せになる
いつもの激しさは
どこへ行ったのか
先生はその日
優しく身体を重ねた



