先生の青





別にフォローってわけじゃない
全然そんなつもりはないよ



部活のあと
スーパーで食材を買い
先生の部屋の前で帰りを待つ



マンションの通路を歩き
部屋の前で待つ私を
見つけた先生は


一瞬 驚いたように
目を見開いたけど
すぐイジワルそーな
笑顔になって



「あれー?何か用ですか?」


鍵を開ける先生を
横目でにらみ


「用がないと来ちゃいけない?」


「別に。だけど やっぱり
高校生には高校生が
いいんじゃねーの?」


……聞いてて
こっちが恥ずかしくなる


こんなにストレートに
ヤキモチ妬く人も珍しいんじゃ



「せっかく
ご飯作ってあげようと
思ったのにな」



軽く買い物袋を持ち上げると
先生はピクリとなり
サッとドアを開き


「さぁ、市花さん
あがってください」


急に笑顔になった先生を見て
私より私の作ったご飯が
目当てだったりして




玄関に入り
鍵がガチャンてかかる音を
背中で聞く


ローファーを脱ごうとした時


………ギュウって
後ろから先生に抱きしめられる


玄関でいきなりハグに
ドキドキしてしまう


先生の腕の中は
やっぱり好きだ


しばらく抱きしめたあと
スルッと腕をほどき


くしゃくしゃ私の頭を撫で
先生は靴を脱ぎ
部屋に入っていった