先生の青





「中学生になって


その頃からフミは何度か
オレに告白をするようになった


カナにとって
オレは弟みたいなモノ


その上、
妹の好きな男になるのは
恋愛対象から
どんどん離れていく
可能性がなくなっていく


オレに
付き合ってほしいと言うフミが
正直、邪魔で仕方なかった



カナはカナで
同じクラスの男子だの先輩だの
普通に恋愛を楽しみ


オレはオレで
好きでもない女の子と
付き合ったりもした


カナが彼氏を作ったら
オレも彼女を作り


カナが彼氏と別れれば
オレも彼女と別れたり


幼稚なことを繰り返した


好きで好きで仕方なかった
カナ以外のことなんて
どうでもよくなるくらいに


フミは
好きじゃない子と付き合うなら
私と付き合ってよ
って言ったけど


フミは絶対にダメだった
カナの妹だから」