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深く眠り込んでた真夜中
息苦しさで目を覚ます。
「…………っっ!」
唇をふさがれ
口の中に舌がねじ込まれて
息が出来ない。
「…………んっ…」
声を上げて やっと唇が離れる
目の前で ゆらりと黒い影が揺れ
「やっと起きた………」
切れ長の涼しい目を細めて
私を見下ろす。
「…………英雄さん…」
「ただいま、市花」
英雄さんがもう一度
私に深く口付けると
………ギシッとベッドが音をたてて軋んだ。
何度も何度も口付けながら
身体に英雄さんの重みが
のし掛かる
英雄さんの指が
パジャマのボタンにかかって
「待って」
ボタンにかかった
英雄さんの手を握り
顔を背け言った。
「こんな…風に…………
一緒にいるところ
誰かに気付かれたら……」
英雄さんは逆に私の手を掴み
手の甲に唇を付けてから
指を噛み
「大丈夫だよ。
誰も気付きやしない」
「でも」
「黙れよ」
あごをわしづかみにされ
背けた顔を強引に戻される
また英雄さんの舌が
唇を割って入ってきた
恋を
恋をしてたはずだった。



