十分に切り刻んだ後に絵莉に残ったものは、罪悪感だけだった。 ビリビリになったカーテンは、前の様に舞ってはくれず、光も失ってしまった。 「あ~あ。カーテンそんなにしちゃって。お母さんに怒られるぞ?」 突如背後から聞こえた声に驚き、ハサミをかまえながら振り返る。