風に揺られてカーテンがふわりと舞う。 ふわりふわりと舞うカーテンが、月明かりに照らされて真珠の様に輝く。 そんなカーテンを見つめていると、絵莉の頬に一筋の涙が流れ落ちる。 「お母さんの・・・嘘つき。」 涙なんて気にも留めずにカーテンを掴むと、そのままハサミで切り裂いた。