「は、俺?」
その男の子が
近づいてきた。
「はい。」
「何?」
「あの〜、アド教えて
欲しくて。」
「あぁ〜、でも俺
彼女いるから。」
「雅人、アドぐらい教えて
やれば?せっかく聞きに
来てくれたんだし。」
後ろから来た、
苺斗が言った。
や、優しいーっ!!
「ぢゃ、いいよ。」
「あ、ありがとう
ございますっ。」
そう言って瑠美は、
赤外線で交換していた。
交換してる間、
とり残されたあたし‥
「てか、みるくちゃん!?」
苺斗が言った。
今、気付いたんかいっ!
心の中でつっこんで
しまった。
「は、はい。今日は、
ありがとうございました」
「どーいたしまして♪
今度、お礼してね」
「はい!」
-
