総長は、苦しんでいた。 本当に彼女に総長をやってもらって良かったのだろうか。 最初の時期は、俺達が初めて見た時みたいにただただ、戦っていた。 先輩達に時々連絡を取っては、総長についての相談をしていた。 ただ先輩達も俺の話を聞いて、罪悪感を抱いていた。 総長が戦場に来る日が減って行き、 ついに戦場に姿を現さなくなった。 ――冬美 雪斗―― フユミ ユキト (17) 深紅三代目副総長 仲間思いで、頭が良くて力も強い。 小紅を大切にしている。