遼の言葉に遼以外のみんなが内心ビックリしていた。
「いいから乗れ。」
ヘルメットを渡されて愛莉は頷いた。
「しっかりつかまっとけよ。」
「う、うん。」
バイクの後ろ乗ったの初めて…
やっぱり江戸川くん悪い人じゃなかった。
あれこれ考えているうちにあっという間に駅前に着いた。
「着いたぞ。」
「本当に今日はありがとう♪
ヘルメットありがと。」
「別に。じゃ。」
愛莉は江戸川の姿が見えなくなるまで見送って駅に行った。
……………………
「遼、もしかしてお前…」
「は?何だよ?」
「あの女のこと…」
「…惚れただろっ?」

