愛梨はしばらく黙り こんで首を横に振った。 僕は愛梨の頭を撫でてまた自分の方に引き寄せた。 今度は愛梨も戸惑いながらも僕の腰に手を回してお互い抱き合うような形になった。 「あたしも、 慶ちゃんのことが… 出会った時から… 大好きだったよ」 僕は愛梨から体を離し、愛梨の頬に手を当てた。 そのまま、ゆっくり顔を近付け… 愛梨もゆっくりと目を閉じた… そして2人の真冬の外気に晒された冷たい唇はゆっくりと重なった。 この時、初めて2人の気持ちは通じ合った… ・