「さ、こちらが新しいクラスメートだ。」

「佐伯稜です。よろしくお願いします。」

ふつーの子。ただ同じ世界にいそうな子。
「ぢゃー美祢のとこに座れ。」
先生馴れ馴れしい。
「よろしく。」
彼が始めて私にしゃべった言葉。
「よろしく。私は城山美祢です。美祢でいいよ。」
「俺、稜☆昼休み学校案内してくれない?」
「うん☆」