手を下ろして僕はため息をつく。

本当は誰にも真由ちゃんを撮って欲しくはない。

サーキットでレースクィーンを頼んでしてもらっているけど。

してもらってから気が付いた。

嫌だという事に。

まあ、吹田の大学入試の為なら仕方がないけど。

それでも僕の気持ちは不安で不安で。

苦しくて仕方がない。