「ママ、この写真は?」
高校2年になった娘、睦海が私に差し出した写真。
慌てて私は取り上げた。
「どこから持ってきたのー?」
思わず声を荒げる。
睦海…むっちゃんは一瞬、ビクッ、として本当に悲しそうな何とも言えない表情を浮かべて黙り込んだ。
…あ。
この感覚。
この写真と共に隠した、あの時と同じ罪悪感。
「…ごめん、むっちゃん」
私は写真をむっちゃんに渡した。
そこには。
17歳7ヶ月の、あどけない私。
そしてそれは。
某アイドル養成所に送られた写真。
遠い昔の、話。
高校2年になった娘、睦海が私に差し出した写真。
慌てて私は取り上げた。
「どこから持ってきたのー?」
思わず声を荒げる。
睦海…むっちゃんは一瞬、ビクッ、として本当に悲しそうな何とも言えない表情を浮かべて黙り込んだ。
…あ。
この感覚。
この写真と共に隠した、あの時と同じ罪悪感。
「…ごめん、むっちゃん」
私は写真をむっちゃんに渡した。
そこには。
17歳7ヶ月の、あどけない私。
そしてそれは。
某アイドル養成所に送られた写真。
遠い昔の、話。