死角の存在



疾風先輩は澪先輩とあたしが一緒にいる時も、澪先輩しか見ない。



澪先輩とあたしが一緒に居なくてあたししか居なくても、どこかに居る澪先輩しか見えてない。




だんだん視界がぼやけて来る。



でも疾風先輩には見せたくない。



だから必死でこらえた。



こらえて何とか視界のぼやけが少なくなった時、




「……澪先輩は教室に居ます」




──…あたしは負けを認めた。