おばあちゃんと優人の会話が進む中、アタシはふらふら歩き始めた。



「先生、ありがとうございました。」

結局、二階へは上がらず、優人に挨拶だけして居間へ向かった。

「おぅ!ゆっくり休めよ~!」

優人も学校へ帰り、おばあちゃんに布団を敷いてもらって居間で寝た。



それから三日間、寝るだけの日々が続いた。

その間に絵里や優人、バイト先の人からメールがきていた。

優人からはお見舞いの言葉の後に『今度は助手席な。』って入ってて、少しだけ熱が上がった。



三日休んで熱が下がると、アタシ再び学校へ通いだした。


この頃には不満もあまり感じなくなり、あの告白の事も忘れていた。