「遠山先生~ばいば~い。」


佐伯か…。


ばいばいって友達かよ俺は…。


「こら、さようならだろ…。気を付けて帰れよ~。」


「は~い」



佐伯から10メートル位前を歩いてる香織が見えた。



今日はバイトか…。


…ん?気のせいか?


佐伯の動きが何となく誰かを付けているように見えた。


香織…な訳ないよな??



俺は不安を抱えたまま体育祭を迎えた。