♪プルルルル…、プルルルル…

電話の相手は絵里なのに優人の事を相談するせいで緊張気味。


「もしもし、絵里~?明日遊びに行ってもいい?」

「香織~♪いいよっ。何時に来る?」

「じゃあ11時!」

「OK~!明日お母さんもいるみたいだからお昼頼んどくね!一緒に食べよう♪」

「いいの~!?やったぁ♪じゃあ明日ね。」

「うん!」

絵里の家に行く時間を決めて電話を切った。


相談したら解決するような気がして、なんだか落ちついた。

アタシの心に花咲かじいさんが現れた。花咲かじいさんはもちろん絵里。

"花咲か絵里ちゃん"だな。


そんな事を考えているうちに眠りについた。