昔こんな本を読んだ。





木なってる赤い果物。


それを取った少年は、
その木の持ち主の魔女に心奪われた。




言わば、“禁断の果実”。




その後その少年は、
魔女にこき使われ続けたらしい。




アダムとイブもびっくりの、
禁断めいた創作ストーリーだ。






当時その本を読んだ俺は、
子供ながらにも


「何取ってんのコイツ。バカじゃね?」


みたいなことを思っていた。






が、しかし。






最近の俺は、
今もはっきりそう言えるか微妙。




木になってる果物を取るんじゃなくて、
木から落ちてきた果物をキャッチする。





そんな危ないところ。