叔父さんを悪く言うなんて。
こんな素敵な叔父さんの良さも知らないくせに、自分勝手に。
叔父さんを嫌う奴なんて大嫌いだ。
そんな思いが頭の中をぐるぐると回る。
顔にも頭にも熱が集中し、お父さんに飛び掛かってまで前言撤回させようと考えていたとき…、
「すみません、そうですね…。義兄さんの言う通りです。
今日はもうおいとまします。」
「え…?」
嘘…。なんで…、叔父さんが引き下がるの?
叔父さんに非なんて無いのに。
咄嗟に言葉が出てこなくて、代わりに叔父さんの顔を見上げた私に、智充叔父さんは優しく言う。
「ごめんね八智絵…。
ウサギ林檎はまた今度ということで、許してくれないか?」
「……………。」



