階段を駆け下りて、叔父さんの待つリビングへ。
また胸に飛び付いてやろうと企みながらリビングに入って…そして…、
「叔父さぁー…ん…?」
見たくない場面に遭遇してしまった。
…自室から、お父さんがリビングにやって来たのだ。
家の中なのにちっともラフな格好をしないお父さんは、40歳を超えて恐いくらいの威厳を湛えている…。
ピシッと着たシャツとズボン姿で、ソファーに座る叔父さんの姿を、まるで嫌なものでも見るかのように見下ろしていた。
「義兄さん…、お邪魔してます。」
叔父さんが微笑みながら挨拶。
しかし、その笑顔には、お父さんへの微かな恐れが感じられた。
対するお父さんは少しも笑わず冷たい目をして、こう吐き散らす。



