中身はぬいぐるみ…。
私の好きな動物なら、馬や猫かな?と推測しながら袋を開ける。
中からまず飛び出したのは、ぴょこんと立った白い耳だった。
更に取り出すと、
赤い目に赤い鼻に赤いチョッキと蝶ネクタイ。
不思議の国に出てきそうな白ウサギのぬいぐるみ。
つぶらな瞳が可愛らしい、この上なくファンシーなプレゼントだった。
「……………。」
私はしばし硬直。
それをやや体から離して見つめると……、
次には、思い切り胸に抱き締めていた。
それから…一階に聞こえそうな声量で、咄嗟にぬいぐるみに付けた名を呼ぶ。
「トモミっ!!」
ぬいぐるみやペットには、大好きな人の名前を付けると愛着が湧くらしい。
だから私はこの白ウサギに名を付けた。
大好きな、“智充”叔父さんの名前を。



