部屋に入って扉を閉めると、私は真っ先に袋の中を見た。
中には花柄の袋に詰められたプレゼント。
その横には、二つ折りにされた一枚のメモが入っていた。
慌ててそれを取り出す。
素早く。しかし優しく。
筆跡は間違いなく叔父さんのものだった。
可愛い便箋とかに書かないところが叔父さんらしくて、嬉しくてたまらなかった。
“お母さんには内緒で、八智絵にだけプレゼント。”
“今でもまだぬいぐるみが好きなら嬉しいです。”
“知り合いによると、ぬいぐるみに名前をつけて可愛がると幸せなことが起こるとか。”
“どうぞ可愛がってあげて下さい。”
ボールペンで書かれたそのメッセージを5回ほど読み返してから、私は高鳴る胸を抑えてプレゼント袋に手をかけた。



