「もう良い歳なんだし、結婚してもいいんじゃない?
智充くんは昔から変わらず素敵なんだから、相手を選べるでしょ?」
昔から…。
そうか、清原さんは、叔父さんの学生時代の友達なんだ…。
…友達?
“友達”であってほしい。
“素敵”とか“結婚”とか…、清原さん一体何が言いたいの…?
「さあ…。考えたことがなかったな…。
それに、この歳になっても会ってくれる女性は清原くらいだから。」
叔父さんが、私以外の女の人に優しくしてる。
微笑んでる…。
…やめて。駄目。駄目だ。
この流れは…。
そこで、急に清原さんの声が落ち着いた。
「じゃ、私と結婚してくれる?智充くん…。」
「え…?」
……………え……?
「実はね、初恋だったの。
高校生の時からずっとずっと…智充くんが好きだった。」



