窓際には、スケルトンの洗面器やらアヒルやらがいくつも並べられ、その中でも惹かれたのがウサギの形のシャンプー容器。
蝶ネクタイを締め、偉そうに胸を張る姿がトモミくんそっくり。
やっぱり、楽しい。
可愛い物を見て回るのは。
ここに叔父さんがいたら最高なのに。
…でも、分かってる。
そんなのは叶わない。
こんな所はむしろ見られたくない。
散々勝手なことを言って、叔父さんに恥をかかせて、それなのにノコノコ叔父さんを想ってこの雑貨屋さんに来る。
そんな自分はとても惨め。
どうしようもない子どもだ。
「……最低…。」
シャンプー容器を持ち上げながら呟く。
心なしか、容器のトモミくんまで私を子どもだと馬鹿にしているように見えた。



