でも流石はお店の主。
すぐに機械でバーコードを読み取り、小物をパパッと小袋に詰める。
「はい、520円になります。」
キラキラの営業スマイル発動。
私だって頑張ればこのくらい出来るもん…と、張り合っても特に意味は無いのだけど。
財布を開けて小銭を探す。
しかし生憎とぴったりの金額は無く、私は仕方なく千円札で支払った。
「はい、480円のおつり。」
営業スマイルを絶やさず、すぐさまおつりを手渡してくれる清原さん。
目の前に受け皿があるのに使わないのかな。
おつりを財布にしまってから、小袋を受け取る。
その際も、清原さんはにこやかだった。
「…えと、ありがとうございました。」
とりあえずお礼を言う。
すると、
「貴女、ここは初めて?」
清原さんはほんの少し身を乗り出す体勢になる。



