姪は叔父さんに恋してる



けれどすぐに、


「ば、馬鹿みたい…私…っ。」


自分を制した。


そんな、悪い想像ばっかりするのは良くないことだ。

叔父さんに女の人の友達がいてもおかしいことなんか…ない。

それが“普通”…。


でも胸のざわめきはそう簡単には消えず、邪念を振り払うように私は雑貨を選び始めた。


叔父さんの好きなお店の商品なら、何か買って行ってあげたら喜ぶかも。

私のことも、好きになってくれるかも。

嫌われない、かもしれない…。


再び気持ちを塞ぎかけた私の視界の端に、

「あ…可愛い。」

小さな小さな、ぬいぐるみ用の麦藁帽子が映った。

赤いリボンがついた、ゴム紐でぬいぐるみの頭にかぶせられる帽子だ。
これはトモミくんのシリーズなのかな?